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ハイフの適切な施術間隔とは?1回の施術の持続期間やクリニック選びのポイントも紹介

ハイフ 間隔

しわやたるみを解消する施術として注目を集めているのがハイフです。ハイフは切開を伴わずダウンタイムも少ない美容医療として知られています。

またハイフの効果はしわやたるみを改善するだけでなく、肌質改善による美肌効果や小顔などさまざまな効果が期待され、肌のお悩みを解消する施術としても利用されています。

ハイフを検討されている方にとって、1回の施術でどの程度効果が持続するのか気になるところでしょう。

本記事では、ハイフの効果をはじめ施術間隔や効果の持続期間などを解説しています。

あわせてクリニック選びのポイントも紹介しているので、施術を受けるクリニック選びにも役立てられるでしょう。

ハイフの施術を検討されている方は本記事をぜひ参考にしてください。

ハイフの適切な施術間隔とは?

顎を気にする女性

ハイフは効果が現れやすい施術ではありますが、効果を期待するあまり頻繁に受けるのはおすすめできません。

というのも、ハイフの効果は施術後すぐに感じられる方がほとんどですが、施術から3ヵ月くらいかけて徐々に引き上がる効果が現れます。

そのため、施術後すぐに効果が出ないからと繰り返し施術を受けることは、肌に負担をかけてしまうので控えるとよいでしょう。

また、ハイフは効果が永久に続く施術ではないため、効果を継続させたい方は適切な頻度でハイフの施術を受け続けることになるでしょう。

気をつける点としては、ハイフの年間照射回数と施術間隔です。

ハイフは機器により多少異なりますが、年に2〜4回までの照射が推奨され、施術間隔は3〜6ヵ月空けるのが適切とされています。

ハイフの1回の施術の持続期間はどのくらい?

鏡を見る女性

ハイフは1回受けるとどのくらい効果が持続するのでしょうか。

ハイフの効果を継続させるには定期的に施術を受けることになりますが、ハイフの効果が出ている間は施術を受けなくても問題はほとんどありません。

ただし、施術間隔を適切に取る必要があるので、1回でどのくらい効果が持続するのかは重要なポイントになってくるでしょう。

ここからは1回の施術で効果がどのくらい持続するのか、具体的に説明していきます。

1ヵ月程度で効果を実感できる

ハイフの効果は個人差やクリニックで使用する機器によって多少の差はありますが、一般的に施術直後から1ヵ月経った頃から実感できるでしょう。

これはハイフを照射した2日後くらいから2週間程度で、熱エネルギーを受けた肌が自然回復しようと新しいコラーゲンを生成し始めるためです。

その後1ヵ月程度でコラーゲンは増えていくので、この辺りで肌のハリなどが回復し、たるみなどの症状に効き始めてきます。

ハイフは施術直後から効果を実感しやすいですが、1ヵ月程度経った頃の方がよりハイフの効果が期待できるのです。

効果は3ヵ月から半年程度持続する

ハイフは1回の照射で、3ヵ月から半年程度効果が持続することが一般的です。

施術後1〜2ヵ月程で効果のピークが出てきますが、3ヵ月以降で効果は薄まっていく傾向にあります。

個人差はあるものの、3ヵ月から半年くらいまでは引き続き肌がコラーゲンを生成するタイミングでもあるので、ハイフの効果は継続しています。

一般的には半年を過ぎた頃から効果が薄れ始めるので、施術後の状態を継続されたい方は、この辺りから次の照射を検討されてもよいでしょう。

ハイフで期待できる効果

スキンケア

ハイフの施術にはさまざまな効果が期待されています。

たるみやしわの改善に注目が集まっていますが、それ以外でも肌質改善や体のシェイプアップにハイフが利用されることもあります。

悩みが複数に及ぶ場合は、ハイフの施術間隔のサイクルを上手に利用して施術を受けるのもおすすめです。

ここからはハイフで期待できる効果について詳しくみていきましょう。

リフトアップ効果

笑顔の女性

まず挙げられるのはリフトアップ効果です。フェイスラインのたるみやほうれい線などが気になる方におすすめです。

ハイフは皮下組織やSMAS筋膜に作用します。SMAS筋膜とは表皮上部からおよそ4.5ミリメートルの深さに位置し、肌を支える土台になる層のことです。

肌のたるみは、SMAS筋膜がゆるむことによって生じるといわれます。加齢などによってSMAS筋膜が衰えると肌を支える力が弱まり、重力によって肌がたるんでしまうのです。

ハイフの施術では、ゆるんだ皮下組織やSMAS筋膜に熱エネルギーを与えます。これにより組織や筋膜が引き締められ、リフトアップ効果につながります。

毛穴・肌質改善効果

ハイフで照射される熱エネルギーは、コラーゲン線維を収縮させます。これによって肌が引き締まるため、毛穴の広がりを抑える効果が期待できます。

また熱エネルギーが加わることで、コラーゲンやエラスチンといった美容成分の生成が促進されます。この作用によって、肌のハリツヤや弾力が改善される可能性があります。

肌にハリツヤが生まれることで、しわやたるみなどの肌トラブルが改善される効果も見込めるでしょう。

小顔効果

ハイフの施術には小顔効果も望めます。これは、ハイフによってフェイスラインのたるみ・二重顎・しわなどの改善が期待できるためです。

フェイスラインにたるみやしわがあると、顔の重心が下がってしまいがちです。その結果、顔が大きく見えてしまうでしょう。

ハイフの施術でリフトアップできれば、たるみやしわなどが改善されます。これによってフェイスラインが整い、施術前よりも小顔に見える効果が現れやすいです。

痩身効果

ハイフの施術は、二の腕やお腹などの部位に行われることもあります。脂肪細胞に熱エネルギーを加えることで、不要な脂肪が体外に排出される効果が期待できるでしょう。

ただし、ハイフによる痩身の施術はクリニックによっては行わないところがあります。

ハイフの効果を実感しやすい部位は?

鏡を見る女性

ハイフがご自身の悩み解消に効果があるのか心配になる方もいるかもしれません。

悩みを抱えている部位とハイフの効果を実感しやすい部位が一致していれば、施術に対する不安がなくなるでしょう。

ハイフは患部に超音波を照射するだけなので、顔全体や首などに施術が行えますが、なかでも効果を実感しやすい部位があります。

ここではハイフの効果を実感しやすい部位について、それぞれ詳しく解説します。

頬やほうれい線

驚く女性

頬は脂肪がつきやすく、加齢によるたるみも生じやすい部位です。そのため、頬のたるみに悩んでいる方は多くいるでしょう。

ハイフはリフトアップによるたるみの改善が期待できます。

また、ほうれい線は肌のたるみによって目立ちやすくなります。ハイフの施術では、肌のハリツヤをアップさせてほうれい線を改善させる効果が見込めるでしょう。

フェイスライン

女性

フェイスラインは年齢を重ねるとたるみが気になる部位でもあります。

フェイスラインは顔の印象を左右する部位なので、効果が出やすい方法で改善したい方は多いでしょう。

フェイスラインもハイフによる効果が期待しやすい部位です。フェイスラインのたるみを改善し、すっきりさせる効果が期待できます。

ハイフの施術を受けることで、たるみなどが解消され顔の印象がはっきり変わるケースもあります。

二重顎

二重顎はメイクや髪型でカモフラージュすることが難しい悩みなので、効果のある方法で改善したいと思われる方は多いでしょう。

脂肪がついてしまった二重顎の改善に有効なのが、ハイフです。

ハイフの熱エネルギーは脂肪減少にも効果が期待できます。特に加齢による脂肪のたるみで二重顎になってしまった方におすすめです。

ハイフの施術を受けるクリニック選びのポイント

看護師

ハイフはしわやたるみだけでなく、さまざまな肌トラブルの改善が期待できます。

また、切開を伴わずに効果が現れる施術なので、初めて美容医療を受けられる方におすすめの施術です。

さらに、施術に際しての制限事項が少なくダウンタイムも少ないので、これまでの美容医療に不安を感じられていた方でも抵抗が少なく受けられる施術でしょう。

ただし、信頼できるクリニックで施術を受けることが大切です。

ここからはハイフを受けるクリニックを選ぶ際に注目したいポイントを紹介します。クリニック選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

費用が明確か

ハイフの施術は、効果を持続させるために複数回受ける方が多くいます。そのため、施術にかかる費用を事前に把握しておくことが大切です。

クリニックのなかには、料金を明確に示していないところもあります。そのようなクリニックで施術を受けた場合、思ったよりも費用がかかり、施術が続けられなくなる可能性があります。

施術を受ける前には、施術部位ごとの料金の違いや追加料金の有無などをしっかり確認しておくとよいでしょう。

クリニックで扱うハイフとエステで扱うハイフでは料金に差が出ています。

料金の安いエステでの施術は一見するとお得に感じるかもしれませんが、ハイフの効果を考慮すると、クリニックでの施術を受けることをおすすめします。

美容目的のハイフ施術は公的医療保険の適用外となります。一般的な費用相場は77,000円〜230,000円(税込)です。使用機器・施術部位・クリニックの方針により費用も異なるので、施術前に確認しましょう。

ハイフの施術経験が多いか

医療従事者

ハイフは患部に超音波を当てるだけのシンプルな施術ですが、施術を行う医師の技術によって仕上がりに違いが出やすいです。

ハイフは施術前に医師の診断のもと、照射深度と照射部位が決定されています。施術経験が豊富であればさまざまな事例を想定しやすいため、トラブルが発生しにくいです。

また、顔周りの部位を施術することが多いので、施術箇所以外の部位にダメージを与えないような技術力も必要とされます。

さらに施術経験の多さも重要ですが、カウンセリングをしっかりと行うクリニックであれば、安心して施術を受けられるでしょう。

施術の効果を高めるためにも、経験豊富なクリニックで施術を受けるようにするとよいでしょう。事前に施術症例数を調べ、クリニック選びの参考にしてみてください。

まとめ

考える女性

ハイフは美容医療のなかでも、手軽に受けられ効果も実感しやすい施術です。

特に、たるみ・しわ・リフトアップ・二重顎など加齢とともに出やすくなる症状に効果が期待できます。

また、美肌や小顔効果も期待できるので、美容メンテナンスとして取り入れてもよいでしょう。

ハイフの性質上、効果を持続させるには定期的に施術を受けることが必要です。しかし、短期間でハイフを受けるのは肌へのダメージを与えるだけでなく、効果を実感できなくなります。

効果を持続させるためには医師と相談のうえ、適切な施術間隔を取るようにしましょう。

また、手軽に受けられる施術だからこそ、クリニックは信頼できるところを選ぶのをおすすめします。

ハイフの施術を検討されている方は本記事を参考にして、効果が実感できるハイフを受けてください。

参考文献

この記事の監修歯科医師
坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

坂本 好昭医師(慶應義塾大学医学部 講師)

慶應義塾大学医学部 卒業、同形成外科 入局。 フランス ネッカー小児病院留学を経て2016年より慶應義塾大学医学部 形成外科 講師

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