新着記事

注目のトピック

美容皮膚科

ハイフは顎下の悩みを解消できる?顎下ハイフのメリット・デメリットや顎下のたるみの原因も併せて解説

ハイフ 顎下

鏡でご自身の顔を見たとき、顎まわりが気になってしまうという方は多くいるのではないでしょうか。

顎下のたるみ二重顎などに悩まれている方の中には、それらをすっきり解消する方法について知りたいとお考えの方もいるでしょう。

そういった方におすすめなのがハイフを用いた治療です。ハイフ治療を行うことで、顎下の悩みの解消だけでなく肌質の改善といった効果が見込めます。

本記事では顎下に行うハイフ治療について詳しく紹介しています。顎下に悩みを抱えている方はぜひ本記事を参考になさってください。

顎下のお悩みはハイフで解消できる?

スキンケアイメージ

顎下は、たるみや二重顎などの悩みが生じやすい部位です。そのような悩みを解消する方法はないかと考えている方は多いでしょう。

そんな顎下のお悩みは、ハイフによる治療を受けることで解消できる可能性があります。

ハイフ(HIFU)とは「High Intensity Focused Ultrasound」の頭文字をとった言葉であり、「高密度焦点式超音波」と訳せます。

肌の土台となる部分に直接高密度な超音波を照射することによって熱エネルギーを生じさせ、たるみやしわを改善する治療方法です。

顎下のたるみが出る原因

手鏡を見て肌をチェックする女性

顎下のハイフ治療について解説する前に、まずはそもそもなぜ顎下のたるみが生じてしまうのかについて考えてみましょう。

顎下のたるみの原因として、主として以下の4つの要素が考えられます。

  • 筋肉が衰えている
  • 顎が元から小さい
  • 長時間スマートフォンを見ている
  • 顔のむくみ・たるみがある

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

筋肉が衰えている

顔全体の筋肉の衰えは顎下のたるみが生じる大きな原因です。筋肉が衰えると皮膚や脂肪の重みを十分に支えられなくなり、その結果皮膚がたるんでしまいます。

筋肉の衰えは主として加齢によってもたらされますが、例えば表情の変化が乏しい方はその分筋肉を使っていないため衰えやすいといえます。

顎が元から小さい

生まれつき顎が小さい方は顎下の皮膚がたるみやすいといえるでしょう。

顎が小さいと筋肉の量そのものが少ないため、皮膚を十分に支えられず次第にたるんでしまうというケースが考えられます。

特に日本人は顎の小さい方が多く、顎下に脂肪がついていなくてもたるみを生じやすいのです。

長時間スマートフォンを見ている

現代人の生活に不可欠なスマートフォンですが、スマートフォンを長時間にわたり見ることが多いという方は顎下のたるみが出るリスクが高くなります。

スマートフォンを見ているとき、頭の重心は前に傾きうつむいた姿勢になります。この姿勢を長時間続けることによって顎の皮膚がたるんでしまうのです。

また前傾姿勢の維持は顎下のたるみだけでなく、ほうれい線や額のしわなどの原因にもなってしまいます。

これらの肌トラブルを防止するためにもスマートフォンを長時間見るという習慣には気をつけましょう。

顔のむくみ・たるみがある

顔のむくみもまた顎下のたるみを引き起こす原因です。

顔のむくみは、リンパ液がスムーズに流れず滞留することにより生じます。むくみが起きると単純に皮膚が重くなり、たるみやすくなってしまいます。

マッサージや適度な運動をするなど、むくみの改善につとめましょう。

顎下をハイフ治療するメリット

フェイシャルスキンケア

ハイフ治療を顎下に施すことによりさまざまなお悩みの解消が期待できます。以下で顎下に対するハイフ治療のメリットについて紹介していきます。

二重顎を解消できる

首の肉をつかむ女性

ハイフ治療には二重顎を解消する効果が期待できます。これは超音波の照射によって生じた熱エネルギーに脂肪細胞を破壊する効果があるためです。

二重顎は顎下に多量の脂肪がつくことによって生じます。特に年齢を重ねると皮膚がたるみやすくなるため、脂肪を支えきれず二重顎になってしまうケースが多くみられます。

ハイフ治療によって顎下の脂肪が減少することにより、気になる二重顎がすっきり解消される可能性があるのです。

破壊された脂肪細胞は老廃物として体外に排出されます。一度なくなった脂肪細胞が再び同じ場所につくことはないため、リバウンドをしにくいという特徴もあります。

小顔・美肌効果も期待できる

ビューティーイメージ

ハイフ治療にはリフトアップによる小顔効果も期待できます。

ハイフの高密度超音波は肌の奥の組織にまで届くとされていますが、特にSMAS筋膜という組織に作用することがリフトアップに効果的といわれているのです。

SMAS筋膜とは皮膚組織と表情筋の間にある薄い膜のことで、加齢などによるSMAS筋膜の衰えが皮膚のたるみの大きな原因のひとつだと考えられています。

ハイフ治療によりピンポイントで熱エネルギーを与えることによってこの部分が収縮し、肌にリフトアップの効果があらわれるのです。

顎下のリフトアップによりフェイスラインがすっきりし、小顔効果を実感するでしょう。

さらにハイフ治療によって肌質が改善される可能性もあります。

ハイフ治療の熱エネルギーによってコラーゲンが増生され、その結果肌のハリ感が向上するとされています。

顎下のハイフ治療にはデメリットもある

ルームウェアの女性

ここまで解説してきたとおり、ハイフ治療は顎下の悩みを解消する効果が期待できる治療方法です。

しかしハイフ治療にはメリットだけでなくデメリットもあります。治療を受ける前にデメリットについてもしっかり把握しておくことが大切です。

ここからはハイフ治療のデメリットを4つ紹介していきます。治療を受けることを検討している方は、事前にチェックしておきましょう。

効果継続期間は永続ではない

ハイフの効果は一度治療したら永久に続くというものではありません。そのため効果を維持するためには継続して治療を受ける必要があります。

ハイフ治療の効果は医療用機器を用いた場合一般的に3〜6ヶ月程度維持されると考えられます。この期間を目安に繰り返し治療を行うことで、効果の持続が期待できるでしょう。

効果の持続期間や治療の間隔などについてはクリニックによって異なりますので、カウンセリングの段階で確認しましょう。

高額になるケースもある

電卓をみて考える女性

ハイフ治療は自費診療となるため健康保険の適用外となります。このため場合によっては費用が高額になってしまうケースがあることに注意してください。

ハイフ治療に用いられる機器には医療用エステ用があり、医療用の方がエステ用よりも1回あたりの費用が高額になる傾向があります。

しかしエステ用の機器は出力を抑えていることが多く、治療による効果の持続期間については医療用がおよそ3~6ヶ月とされているのに対しエステ用は1~2ヶ月とされています。

このためエステ用ハイフを用いて定期的な治療を行う場合は高い頻度で通う必要があり、その結果最終的な費用が高くなってしまうケースがあるのです。

ハイフ治療を受ける際には求める効果や期間についてご自身の希望を明確にしたうえでカウンセリングを受けることがとても大切です。

カウンセリングの段階で費用についてもしっかり検討し、依頼するクリニックを決めるようにすればのちのち後悔する可能性が減るでしょう。

副作用が出ることがある

ハイフ治療は比較的副作用が少ない治療法だといわれていますが、場合によっては以下のような副作用が出ることがあります。

  • 赤み・腫れ
  • 肌の乾燥
  • やけど
  • 浮腫み
  • 神経損傷

もしこれらの症状があらわれたとしても早ければ数時間、重度の場合でも1週間から1ヶ月ほどで自然に治まることがほとんどです。

こういった副作用はクリニックの知識不足・技術不足・機器の操作ミスといった要因により生じやすくなります。

つまりクリニックのウェブサイトやカウンセリングにてハイフ治療の実績や知識量が多いクリニックを選ぶことにより、副作用が発生するリスクを下げられるといえるでしょう。

また実際に副作用が生じた場合には早期に適切な処置を施すことが重要となるため、気になる場合は必ずクリニックに相談してください。

痛みが出ることがある

ハイフの治療中、特に痩せている方や皮膚が薄い部分は熱を帯びた痛みを感じることがあります。

顎には比較的脂肪が少ないため、ハイフの超音波が骨の表面を通っている神経まで届いてしまうことがあり、それによって痛みを感じてしまうのです。

いずれにしても、使用している機器や医師の技術によって症状を軽減できる可能性があります。痛みに敏感な方などはカウンセリングにて確認するようにしましょう。

顎下のお悩みにハイフがおすすめな理由

美しい女性の横顔

たるみや二重顎といった顎下にかかわる悩みの解消を目指す治療法はさまざまありますが、その中でハイフ治療をおすすめする理由は以下の2つです。

メスを使わない施術である

これまで顎下の悩みを解決するためには外科的な手術、つまりメスによる切開が必要でした。しかしハイフ治療では肌にメスを入れる必要がないのです。

このため肌にメスを入れたくないという方にとってはそれだけでハイフ治療を選択するメリットが大きいといえます。

ダウンタイムがほとんどない

ダウンタイムとは「治療後の症状が落ち着き普段通りの生活が送れるようになるまでの期間」をさします。

ハイフ治療にはこのダウンタイムがほとんどないことも魅力的なポイントです。多くの場合治療後すぐにメイクができるため、人に会うことを避ける必要もありません。

副作用が出ることも少なく一般的に安全性の高い治療方法だといわれているため、顎下に悩みを抱えている方はまずハイフ治療を検討するとよいでしょう。

まとめ

タブレットを持つ看護師

ここまで顎下に対するハイフ治療について特徴・魅力・メリット・デメリットなどをお伝えしました。

ハイフ治療は肌の土台となる部分に直接熱を加えて収縮させる治療方法であり、リフトアップ効果や美肌効果が期待できます。

「メスを使わない」・「ダウンタイムがほとんどない」というメリットがある一方で「効果が永続しない」・「治療費が高額になる場合がある」・「副作用や痛みが出ることがある」といったデメリットがあります。

まずはこれらをしっかり頭に入れた上でご自身の希望に合いそうなクリニックをピックアップし、電話や来院によるカウンセリングを通して治療を受けるか決めるようにしてください。

エステサロンでは比較的安価でハイフ治療を行っていますが、機器の出力が低いため効果の持続期間が短く継続的な効果を望む方には向いていないといえます。

またハイフ治療にあたって施術者の経験や技術力が不足していると、希望する効果が得られないだけでなく痛みや副作用など思わぬトラブルを招きかねません。

そういった観点からもやはり専門クリニックでの医師による治療をおすすめします。

治療前のカウンセリングであなたの希望や疑問にしっかり向き合い、納得いくまで説明してくれるクリニックを選ぶようにしましょう。

この記事であなたの悩みが解消されますよう祈っています。

参考文献

この記事の監修歯科医師
山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

京都府立医科大学医学部医学科 卒業 / のべ10年以上の美容皮膚科勤務を経て、現在はくみこクリニック北山院に勤務している。コロナ以前は、大阪医専にて、医療従事者の教育にも関わった経験がある。

記事をもっと見る

RELATED

PAGE TOP