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鼻にニキビができる原因は?対策・予防法も解説

鼻にニキビができる原因は?対策・予防法も解説

鼻にニキビができる原因としては、皮脂の過剰分泌、メイク汚れ、刺激、ホルモンバランスの乱れ、紫外線などが挙げられます。

対策としては、日常のスキンケアを丁寧に行い、特にクレンジングを徹底することが重要になります。また、ニキビを触らないことやストレス管理、バランスの取れた食事、十分な睡眠も効果的です。

予防には、洗顔をしっかり行い、紫外線対策を怠らず、規則正しい生活を心がけることが大切です。この記事では、鼻にニキビができる原因や対策・予防法を詳しく解説します。

鼻にニキビができる原因や症状

ニキビを気にする女性

鼻にニキビができる原因を教えてください。
鼻にニキビができる原因としては大きく5つあります。
まず1つ目は皮脂汚れです。鼻は皮脂の分泌量が多い部位です。ケアを怠ると、皮脂が毛穴に詰まり角栓ができてしまいます。すると、角栓ができた部分が炎症を起こしニキビになります。
2つ目は、メイク汚れです。鼻の周りは凸凹が多く、クレンジングで落とせずファンデーションが残ります。そうなると、アクネ菌の餌となり増殖します。炎症を引き起こしニキビとなります。
3つ目は刺激です。花粉症やアレルギー性鼻炎などで鼻を頻繁にかむ人や素手で鼻を触るような癖がある人は要注意です。鼻をかむことでティッシュにより、皮脂が奪われ乾燥します。乾燥すると余分に分泌しようとすることで毛穴につまり炎症を引き起こします。鼻を触るとそのときの雑菌により炎症を引き起こす場合があるでしょう。
4つ目はホルモンバランスの乱れです。生活習慣や人間関係のストレスなどによりホルモンバランスが乱れると皮脂の量が増加します。その結果、炎症を起こしニキビを発生させる原因となるでしょう。
5つ目は紫外線です。紫外線は肌のバリアの能力を低下させる働きがあります。紫外線により皮脂が酸化し硬くなると、硬くなった皮脂からニキビが発生するでしょう。
鼻のニキビはどのような症状ですか?
鼻のニキビは段階によって症状が異なります。ニキビは毛穴が詰まることから発生します。毛穴が詰まると黒ずみが表れるでしょう。
ニキビのできた部分が赤くなり皮膚が腫れ、痛みを感じることも少なくないです。ニキビが進行すると白や黄色の膿が溜まることがあります。
鼻にできるニキビの種類を教えてください。
鼻のニキビの種類としては4つあります。まず1段階目は白ニキビです。皮脂が毛穴に詰まることで白いふくらみが発生してニキビとなります。これがニキビの初期段階です。
2段階目は黒ニキビです。表皮のメラニンや酸化した皮脂により黒いニキビが発生します。白ニキビから時間が経過したものです。
3段階目は赤ニキビです。白ニキビまたは黒ニキビの状態から赤くもりあがり炎症を起こした状態になります。赤ニキビの段階になるとニキビ周辺が腫れて痛みを感じる場合があるでしょう。
4段階目は黄ニキビです。白や黄色の膿が溜まることで化膿してしまいます。

鼻にできるニキビの対策や治療方法

鏡を見て顔を確認している人

鼻にニキビができた時に自分でできる対策を教えてください。
鼻にニキビができたときは触ったり、刺激を与えることは厳禁です。加えて、規則正しい生活を送るようにしましょう。食事はビタミンやミネラル、コラーゲンが多く含まれる食材を意識して摂るとよいでしょう。
充分な睡眠時間を確保し、ストレスを発散するために軽い運動をすることをおすすめします。日頃のケアとしては、洗顔を丁寧に行うとよいです。
市販の薬を使用しても大丈夫ですか?
市販の薬を使用しても大丈夫です。市販薬は外用薬が多く、いわゆる塗り薬です。外側から炎症を和らげる効果があります。
炎症の原因であるアクネ菌の増殖を防ぐことができるものがあります。市販の薬を購入する際は、ニキビの症状に合ったものを選択しましょう。
適切な効果を得るためには、薬剤師の方に相談して選ぶのがおすすめです。
皮膚科ではどのような治療が行われますか?
皮膚科では問診を行ったうえで、治療計画を立てていきます。
ニキビの経過を確認し、そのときの体調や生活習慣について確認をします。症状が重い場合は、血液検査やホルモンバランスの検査を行う場合があるでしょう。
問診や検査の内容をもとに、治療方針を提案します。薬物療法が中心となるので、症状に合わせた治療薬が処方されます。
処方される治療薬は、外用薬の塗り薬や内用薬の飲み薬です。その後は、経過に合わせて、治療薬の濃度を変えて症状が改善されるように処方していきます。
ニキビ跡ができてしまった場合の治療法を教えてください。
ニキビ跡ができてしまった場合の治療法は、ニキビ跡の深さや状態によって異なります。主な治療法にはLED治療やレーザー治療、ニキビ注射があります。
赤みを帯びたニキビ跡であれば軽傷の場合が多く、時間とともに自然に薄れていくでしょう。
しかし、炎症がひどく赤みが深い場合はLED治療を行います。LED治療は、半年から1年程度の期間をかけて行い、改善が見られない場合はレーザー治療に切り替えることがあります。
レーザー治療は、肌の深部に作用し細胞の再生を促進するため効果的です。一方、凹みやクレーター状のニキビ跡の場合は皮膚の深いところまでダメージを受けているため、より高度な治療が必要です。
フラクショナルレーザー治療は、皮膚の深層に微細な傷をつけることで再生を促し凹みを改善します。これにはダメージの深度に応じて、長期にわたり複数回の治療が必要です。
また、ニキビ注射も有効な治療法です。注射にはステロイドやヒアルロン酸が含まれており、炎症を抑えたり、皮膚の再生を促進したりします。
治療法を選ぶ際は、皮膚科医と相談し自分の肌に合った適切な方法を選ぶことが重要です。

鼻のニキビの予防法やしない方がよいこと

鼻のニキビを抑える女性

鼻のニキビの予防法を教えてください。
鼻のニキビの予防法でポイントになるのは、鼻を清潔に保つことと、規則正しい生活習慣を身につけることです。
鼻を清潔に保つにはスキンケアを丁寧に行い、1日2回は洗顔料をしっかりと泡立てて洗うことが大切となります。
規則正しい生活習慣のためには、充分な睡眠をとることと栄養バランスの取れた食事を意識することです。加えて、適度な運動を取り入れることもおすすめします。
鼻のニキビ予防に効果的な栄養素はありますか?
鼻のニキビ予防に効果的な栄養素は、ビタミンB群やミネラル、食物繊維です。
ビタミンB群は、皮脂の分泌量を適切にコントロールする働きがあります。なかでも、ビタミンB1、B2、B6を摂取することが効果的です。豚肉やサバ、ごまなどに多く含まれています。
続いて、ミネラルはホルモンバランスを維持することに効果的です。乳製品や貝類などの海産物に多く含まれています。
最後に、食物繊維は栄養素の吸収を促進する働きがあり、穀類や豆類・芋類などに多く含まれています。
鼻にニキビができている時にしない方がよいことを教えてください。
鼻にニキビができているときに避けるべきことは手で触ることとニキビを潰すことです。これらの行為はともに雑菌が入るリスクがあり、症状を悪化させる可能性があります。
特に、触ることで炎症が広がり、潰すことで傷ができて治りが遅くなることがあります。ニキビを触ると、手に付着した汚れや雑菌がニキビに移り、さらに悪化する原因となるでしょう。
また、潰すことで膿が周囲の皮膚に広がり、新たなニキビが発生することもあります。したがって、ニキビができたときはできるだけ触らず、適切なスキンケアと治療を行うことが重要です。

編集部まとめ

顔を抑える女性

鼻にニキビができる原因は主に5つです。1つ目は皮脂汚れで、ケアを怠ると皮脂が毛穴に詰まり角栓ができて炎症を引き起こします。

2つ目はメイク汚れで、クレンジングが不十分だとアクネ菌が増殖し炎症を引き起こします。

3つ目は刺激で、鼻を頻繁にかむことや触ることが原因です。4つ目はホルモンバランスの乱れにより、ストレスなどで皮脂の量が増加することが原因です。

5つ目は紫外線で、皮脂が酸化して硬くなりニキビが発生します。 鼻のニキビの症状には、毛穴の黒ずみ、赤み、腫れ、痛み、膿があります。

鼻のニキビは4段階で、白ニキビ・黒ニキビ、赤ニキビ・黄ニキビです。対策としては、触らないことや規則正しい生活、ビタミンやミネラルを含む食事が大切となります。洗顔のしすぎも皮脂の過剰分泌に繋がり良くないため、洗顔とその後の適切なスキンケアの徹底が重要です。

市販薬も使用できますが、薬剤師に相談するとよいです。皮膚科では問診や検査を行い、症状に合わせた治療薬が処方されます。

症状が重い場合は、LED治療やレーザー治療を実施します。

予防法としては、鼻を清潔に保つことと規則正しい生活習慣が大切です。ビタミンB群、ミネラル、食物繊維の摂取が効果的です。ニキビができたときは触らないことと、潰さないことが重要となります。

参考文献

この記事の監修歯科医師
金 仁星医師(医療法人 友広会 AGAメディカルクリニック 大美会クリニック)

金 仁星医師(医療法人 友広会 AGAメディカルクリニック 大美会クリニック)

大阪大学医学部 卒 / 兵庫県立西宮病院 臨床研修 修了 / 研修終了後、大美会クリニックと医療法人 友広会で勤務 / 専門は美容皮膚科、AGA、予防医療

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